だってボクらは、生きている。~ギャング・エイジ~(脚本)
オサムN「正直、何が何なのかよくわからなかった。




僕の目の前にいるのがハトばぁで、だけどハトばぁはもう死んでいて。




腰を抜かして動けない僕と違って、みんなソファの影やら扉の影やらに隠れて様子をうかがっている」





オサム「………ほんとうのほんとうに、ハトばぁ?」





ハトばぁ「そうだよ。死んでからずっとここにいるんだ。見えなかったかい?」





オサムM「僕は何度も首を縦に振った」





ハトばぁ「そうかい。でもこうやって話ができるようになってよかった。




ちゃんとお礼が言えるよ。




家の掃除してくれてありがとうね。オサム」





ハカセ「………ハトばぁは、まだ成仏できてないんですか?」





ハトばぁ「四十九日はまだだからね。でも、成仏できるかわからないけどね」






ハカセ「何か、心残りがあるんですか?」





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