だってボクらは、生きている。~ギャング・エイジ~(脚本)
オサムN「夏祭りの会場は山の向こう、学校の近くの大きな池の公園。





僕達は浴衣の二人が歩く速度に合わせて歩いていく。




ゆっくりゆっくり歩いて商店街でマサノリとハカセと合流する。




マサノリはマアサの隣に立って話している。




マアサがよろけるとすぐに手を差し出してたすける姿を見て」





マアヤ「マサノリはオサムと違って優しいよね?」





オサムN「と僕の隣にいるマアヤが嫌みを言う。




そんないつもとは違う、夏祭り。




射的、金魚すくい、風船すくい、輪投げに型抜き。




一通り遊び尽くして僕達は焼きそばやたこ焼き、リンゴ飴を買って一休みしていた」





マアヤ「あれ? マアサとマサノリは?」





オサム「オマエさっき一緒にリンゴ飴買ってきたじゃんかよ」





マアヤ「私に怒んないでよ。トイレじゃないの?」





オサム「とりあえずオマエはコウタとここにいろよ。探してくる」






  走り出すオサム。






オサム「ハカセ行くぞ!」





オサムM「二人が迷子になったとは思わなかった。ただ、二人きりにしてしまったことを後悔していた」





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