だってボクらは、生きている。~ギャング・エイジ~(脚本)
19. ハトばぁの家
  次の日、ハトばぁの家が壊されるのを見ているオサム達。





  蝉の声。





オサムN「次の日、快晴の暑い夏の太陽の下で、ハトばぁの家の取り壊しが始まった。





重機がハトばぁの家を少しずつ壊していくのを、僕達はじっと見ていた」





オサム「コウタ。ハトばぁはもういないのか?」




コウタ「うん。最後にありがとうって言ってたよ。マアサちゃんにはモモカをよろしくって」





マアサ「そっか。モモカもありがとうって言ってた。今はもう、静かにしてるけど」




ハカセ「でも不思議ですね。マアサさんもコウタ君も憑依されていた時の記憶があるんですよね? 実に面白い」





マサノリ「明るいうちからそんな話やめてくれよ。暑いのに寒気がする」





マアヤ「でもみんな無事でよかった。オサムが走っていった時はどうなるか心配だったもん」





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