だってボクらは、生きている。~ギャング・エイジ~(脚本)
5. オサムの家
オサムN「僕とコウタ以外は二人とも小学校近くの商店街のコドモだった。
ハカセはおもちゃ屋さんの、マサノリは不動産屋のコドモ。
山のトンネルを抜けた僕の家は田んぼや茶畑などを生業とした農家だった。
家に帰り、役場で働く母が用意してくれた昼食をあっという間に平らげた僕はすぐに自転車に飛び乗った」
コウタ「待ってよ! にぃに!」
オサム「網と虫かごって、コウタ。虫取りじゃねえぞ」
コウタ「ちぇっ」
コウタ「懐中電灯とお守り。これでいい?」
オサム「それ、安産のお守りじゃん。利かねえよ」
コウタ「だって母ちゃんが持ってけって」
オサム「それでいいよ」
ハカセはおもちゃ屋さんの、マサノリは不動産屋のコドモ。
山のトンネルを抜けた僕の家は田んぼや茶畑などを生業とした農家だった。
家に帰り、役場で働く母が用意してくれた昼食をあっという間に平らげた僕はすぐに自転車に飛び乗った」
コウタ「待ってよ! にぃに!」
オサム「網と虫かごって、コウタ。虫取りじゃねえぞ」
コウタ「ちぇっ」
コウタ「懐中電灯とお守り。これでいい?」
オサム「それ、安産のお守りじゃん。利かねえよ」
コウタ「だって母ちゃんが持ってけって」
オサム「それでいいよ」