だってボクらは、生きている。~ギャング・エイジ~(脚本)
7. マアヤの家
マアサN「東京から合計、三時間と四十七分。





気持ち悪い思いまでして(それは私のせいで、メロスのせいで)たどり着いたのは、横浜のおばあちゃんの実家。





私からすればちょっと遠い親戚の家」





チナツ「チハル、マアサ。おかえり」





マアサN「八か月ぶりに見るチナツおばさんはいつもの平和そうで幸せいっぱいの笑顔で車から降りた私と母親を出迎えた」





チハル「チナツ、ただいま」





チナツ「チハル。そんなに強くハグしたら苦しいよ」





チハル「あ、ごめんごめん。あれ? マアヤ、ちょっと背が伸びたんじゃないの?」





マアサN「チナツおばさんの隣に立つ背が高くて細くて健康的に日焼けした女の子。




それがマアヤ。私と誕生日が一日違いで、名前も一字違いで、顔がそっくりな私のはとこ。またはまたいとこ」





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