恋色 -こいいろ-
辰也に未香から聞いた話がうそか確かめないと。
辰也にいうことを考えているだけで緊張する。
私は辰也に手紙を書いた。
『今日、部活行かないで、屋上にきて。』
そう書いて送ると辰也は、私の方を見て笑顔でうなずく。
辰也は、なんの話をされるかわかんない。
辰也の反応がこわい。
何を言われるかわかんない。
でも、辰也に本当のこと聞かないと。
辰也は、そんなことしないよね?
そういうことする人じゃないよね?
信じてるよ。
辰也、うそだよっていってね。
辰也と別れるなんてしたくないよ・・・。
私は、辰也への思いをおさえながら授業が終わるのを待った。
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