恋色 -こいいろ-
階段を途中まで下りたところで
俺は、床に座り込んだ。
なんで距離をおかなくちゃいけねーんだよ!
俺たちがなんでそんなめにあわなくちゃいけねーんだよ!
俺たちが何をしたっていうんだよ!
いろいろな思いが込上がってきてイライラしてくる。
遥が言った「じゃあね」という言葉が耳に残る。
こんなに好きなのに・・・。
こんなに近いのに遠く感じる遥との距離。
俺は、自分の思いを込めて床を叩くことしかできなかった。
そもそも遥がしてくれたあの話って誰がながしたんだよ。
俺たちがキスしたりしたところを見てたってこと?
遥に話をした奴が見てたとか?
ますます意味分かんなくなってきた。
とにかく俺は、変な噂をながした奴を探してやる。
俺は、遥との距離が早く縮まるように決意した。