恋色 -こいいろ-
「うん。」


やばい。
なんか龍の心に引き寄せられてる気がする。
龍と付き合ってるみたいになってるきが・・・・。
私と辰也は、ただ距離をおいているだけだから
付き合ったりしちゃだめだよ・・・。

辰也を裏切れないし・・・・。


「よし。じゃあ家も隣同士なんだし一緒に帰るか。」
私は、龍に腕をつかまれて走って下駄箱へ向かった。



下駄箱までいったところで私は、龍にこういった。
「一緒に帰るのは、よくないよ。
 だって私たちただの幼なじみなだけだし。
 私には、距離をおいているけど辰也がいるし。」
「そうだよな。俺なにいってんだろーな。」
龍は笑いながら私の腕を離した。
「ごめん。一緒に帰ることはできなくても家は隣だしいつでも
 来ていいからね。話聞いてくれてありがとう。」
「大丈夫だよ。俺はただ遥の役に立ちたかっただけだから。
 じゃーな遥。」

龍は私に手を振って帰っていった。

龍の背中からなんとなく悲しさをかんじた。



龍、ごめんなさい。
龍の今の気持ちにうまく答えられないかもしれない。

本当にごめん。



< 24 / 24 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

桜桃-さくらんぼ-

総文字数/1

恋愛(学園)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop