赤い薔薇の下で【六花の翼コラボ】




「やっ、ちょ…神無やめてぇぇえええっ!」


「知らない知らない!水くさい清良なんて、笑わせて『ヨダレくさく』してやるんだからっ」


「え、それは嫌……っあはははは!もうやめてぇー!!」


「二人の仲が険悪なのを密かに気に病んでいたあたしの気持ちを返せぇーっ!」


「ちょ、やめてって姉ちゃ……あははははは!」



嫌がる彼らを押さえつけ、ただひたすらに相手をこしょぐり続ける神無とまりあ。


さっきまでの暗い表情とは一転、弾けるような笑顔を見せる清良と太一。



「……ま、俺達にシリアスなんて似合わないよな」


「……ですね」



……龍真と瑛は、互いの顔を見合わせると小さく苦笑する。



そして。


そんな明るい光景は


秘密の庭に予鈴が響き渡るまで続くのだった――…。




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