君が好きとか、ぜったいないからっ!
女騎士
「桜庭せんぱーい!がんばってください!」
「碧ちゃん!負けないで!!」
体育館に響く声援。
でも、私がほしいのはそんなもんじゃない。
「三本!」
そう…勝負が決まったという証のこの声がほしい。
「…ありがとうございました。」
ふぅ、と息をはく。
汗が目に入りそうになる。
疲れた。けど、気持ちいい。
やっぱり、空手が一番だよね!!
「碧ー!おつかれ!!」
そういって楓はタオルを渡してくれた。
「ありがとー」
「すごいね!絶好調じゃん!今の試合で7勝無敗だよね?!今日は調子いいんだね!」
「有里…。そこは“今日は”じゃなくて、゛今日も”って言おうよ…。」
一応私だって空手部のエースだよ?
そんな簡単に負けられないって。
「…にしても、碧の女子人気は半端ないね。」
試合が終わってもまだ響いている声援。
って、ただの練習試合なのに。
「だねー。碧、女子に“だけ”は人気あるもんねー。」
…そう。
自分で認めるのは何だけど、私はなんでか女子に“だけ”は人気がある。
「ま、そりゃぁ、あんだけ空手強かったら好きになっちゃうよねー。」
うんうん。納得だわ。
と呟く楓。
いや、まって、納得しないで。
「新人戦優勝。全国大会優勝、の無敵の女子高生だもんね~。」
「ちょ…有里やめてよー。」
なんか、そうやって言われると照れる。
「碧、あんた自分のあだ名知ってる?」
へ?あたしのあだ名?なにそれ?
「…女騎士。」
大真面目な顔で有里教えてくれたあだ名は私には似てもにつかなくって…。
ぶはっ、と隣で吹き出す楓。
「女騎士って…!碧そこまでメンタル強くないよ…!」
ちょっ、涙目になるほでど笑うなんて…!
確かにメンタル強くないかもだし、というか泣き虫だっていうのは自覚あるけどさ!
「そーそー。仲がいい私らからしたら嫌み以外の何でもないよね。そのあだ名。」
有里までっ!
「ふ…2人ともなんなのさぁぁぁ!!」
3人でじゃれ合ってると…
「碧ちゃん!負けないで!!」
体育館に響く声援。
でも、私がほしいのはそんなもんじゃない。
「三本!」
そう…勝負が決まったという証のこの声がほしい。
「…ありがとうございました。」
ふぅ、と息をはく。
汗が目に入りそうになる。
疲れた。けど、気持ちいい。
やっぱり、空手が一番だよね!!
「碧ー!おつかれ!!」
そういって楓はタオルを渡してくれた。
「ありがとー」
「すごいね!絶好調じゃん!今の試合で7勝無敗だよね?!今日は調子いいんだね!」
「有里…。そこは“今日は”じゃなくて、゛今日も”って言おうよ…。」
一応私だって空手部のエースだよ?
そんな簡単に負けられないって。
「…にしても、碧の女子人気は半端ないね。」
試合が終わってもまだ響いている声援。
って、ただの練習試合なのに。
「だねー。碧、女子に“だけ”は人気あるもんねー。」
…そう。
自分で認めるのは何だけど、私はなんでか女子に“だけ”は人気がある。
「ま、そりゃぁ、あんだけ空手強かったら好きになっちゃうよねー。」
うんうん。納得だわ。
と呟く楓。
いや、まって、納得しないで。
「新人戦優勝。全国大会優勝、の無敵の女子高生だもんね~。」
「ちょ…有里やめてよー。」
なんか、そうやって言われると照れる。
「碧、あんた自分のあだ名知ってる?」
へ?あたしのあだ名?なにそれ?
「…女騎士。」
大真面目な顔で有里教えてくれたあだ名は私には似てもにつかなくって…。
ぶはっ、と隣で吹き出す楓。
「女騎士って…!碧そこまでメンタル強くないよ…!」
ちょっ、涙目になるほでど笑うなんて…!
確かにメンタル強くないかもだし、というか泣き虫だっていうのは自覚あるけどさ!
「そーそー。仲がいい私らからしたら嫌み以外の何でもないよね。そのあだ名。」
有里までっ!
「ふ…2人ともなんなのさぁぁぁ!!」
3人でじゃれ合ってると…