向日葵は今も美しく咲いている
タイヨウのヒカリ
「はっ!」
勢いよくベッドから起きた。朝、まだ6時くらいだった。
「ふぅ、まだ早いね。もう少し寝よっかな…」
彼女はあくびしてまた布団をかぶった。
「緊張する… 今日から私、高校生になるんだ…。」
彼女は今日から高校生になることにとてもワクワクしてるし緊張もしている。
それから彼女は再び眠りについた。
2時間後。眠りから覚めた。
彼女は時計をパッと見て呆然とする。
「ややややばい!時間がぁ~!二度寝なんてしなきゃよかった~!」
急いで学校に行く準備をした。髪もボサボサ気味。
「い、いってきま~す!!」
彼女は玄関を飛び出し、走りだした。
彼女の名前は高梨結希〈タカナシユキ〉。
明るい性格だが、すぐ恥ずかしがり屋になる。友達は少な目。
毎日大勢の学生が通る道にはユキしかいなかった。遅刻確定。
その時、道の端で少し大型の犬と戯れていた男子がいた。
同じ高校の制服。何年生だろうか。
「よぉーしよしよしよぉーし!」
その彼はニコニコしながら犬を撫でていた。
幸せそうな笑顔。その表情見たユキは立ち止まった。
(こんな素敵な笑顔で犬と遊んでる男子を見るとなんだか癒される~)