わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
あの人が言う。

「もしかして家に来たりしてないか?」

今度は軽く脅し。

一応、こっそり窓を開ける。

が、そんな気配なし。

つか、当たり前だよ。

彼はそんなタイプじゃない。

だから…

思いもしないセリフを言われて、

あなたたちほんとに親友?
彼のことわかってるの?

と言いたかった。

だけど、あの人は話を続けていく。

「学校でぼくが話をしておくから、きみは明日は学校を休んだほうがいいよ」

きみ、か…
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