わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
ピッ…

ピピッ……

ピピピピピピッ…………

目覚ましが鳴っている。

うとうとしながら、手を伸ばし止めた。

昨日あれから、いろいろ考えて…

結局、ほとんど寝れなかった。

普段と変わらない朝。

窓のカーテンを開けた。
朝の光が窓から差し込む。

まぶしさでぼーっとしてた頭が

だんだん現実に戻ってくる。

たしか…

昨日、ここから落ちたんだった。

「…ねえ?」

声をかけてみるが返事はない。

夢だったの?

思わず、そう勘違いしてしまいそう。

部屋はしんとしたまま。

何も応えは帰ってこない。

気配も感じない。
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