わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
午前の授業が終わり、やっとお昼休み。
まだ半分か…
いつもより長く感じる。
お昼はいつも友達と一緒に食べる。
その子がわたしの前にやってきて、
「ごめん、今日は先約あって…」
すまなそうに言った。
まったく目を合わさないで…
わたしは、うっすら笑顔を作って、
「気にしないで」
とだけ言って、
ひとり、ご飯を食べはじめた。
まるで喜怒哀楽が消えたよう。
何があっても、心が動かない。