わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
ここで、あなたは死んだんだ。

まだ…

うっすらと道路に紅い跡が残ってた。

痛かったよね、

しんどかったよね。

わたしのせいで…

ほんとにごめんなさい。

わたしは目を閉じて…

手を合わせたとき、

「じゃ、そろそろ時間だな」

後ろから再び声がした。
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