わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
あの人は、それに気づいた。

いや、わたしが気づかせたんだ。

告白をされて、わたしは結局…

その気持ちを受け入れた。

「ぼくから話すよ」

と言われたが、これはわたしの問題。

あの人はもう話はついたから、

と言ったが…

わたしの気持ちは納得していない。

自分がちゃんと伝えないと。

さっきの彼の笑顔を見て

ますますその思いは強くなった。

罵倒されたら…

どれだけすっきりしただろう。
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