わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
弐弐
「あの指輪は、もういらないよな?」
この声は…彼の声。
えっ?
わたしは耳を疑った。
「あれは、わたしの宝物。なのに、どうして?」
後ろから、また声がする。
「おれたちは、もう終わったんだ。あんな過去のものいるかよ」
さっきまで聞いてた彼の声、
だけどなんか冷たい。
わたしは思わず問いかける。
「ねえ、あなたは彼なの?」
「お前、それもわからないのか」
わかるよ、わかってる、
そんなことくらい。
…けど、さっきまでと違うの。
この声は…彼の声。
えっ?
わたしは耳を疑った。
「あれは、わたしの宝物。なのに、どうして?」
後ろから、また声がする。
「おれたちは、もう終わったんだ。あんな過去のものいるかよ」
さっきまで聞いてた彼の声、
だけどなんか冷たい。
わたしは思わず問いかける。
「ねえ、あなたは彼なの?」
「お前、それもわからないのか」
わかるよ、わかってる、
そんなことくらい。
…けど、さっきまでと違うの。