甘い姫のスパイス達


「莉亜ちゃん!もう
上がっていいわよー?」



唯さんが店内に入ってきて
グラスを拭く私を呼んだ


時計を見るともう時間より
10分すぎていて


私は慌てて更衣室に向かった





―ガチャッ



「あ…咲さん!お疲れさまでした」



そこには休憩中の
咲さんが煙草を吸いながら
笑顔を向けてくれた



「お疲れ」





< 136 / 213 >

この作品をシェア

pagetop