甘い姫のスパイス達



さっきの遥斗さんの
常連さんらしきお客さんに
やきもち妬いたのも



本当なら嬉しいはずの
遥斗さんのキスが嫌なのも



本当は構ってほしいのも




私が遥斗さんを好きな証拠



いつのまにか好きで


叶わない恋だからこそ辛くて


どうしようもなく寂しい






私は夜の歌舞伎町を
一人で歩き始めた



涙で眩む視界で







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