甘い姫のスパイス達




「にしても…あっついなぁ」


太陽を少し睨み付けたあと
ハンカチで軽く汗の滲む
額を拭いた





「あっれー?1人!?」


それと同時に聞こえた声は
すぐ横からだった


声の相手を見ると
チャラくもなく、地味でもない


え…高校生…


「よかったら俺らとブラブラ
しない?楽しませるし」


ニコニコ笑う三人組の男子高校生

笑顔にも、裏があることくらい
バカな私にだってわかる!



って…待って!!
高校生に声かけられるって…


やっぱ私って童顔…(涙)



かなりショックだよ、それ




軽く肩を落とした私の
肩にスッと手がのびてきた



「さ!行こう行こう!」


ちょっ!



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