甘い姫のスパイス達
私の働く喫茶店は
凄くお洒落でいろんな年代の
お客さんが利用してる。
「あ、莉亜ちゃん!
コーヒー豆が足りないの!
咲くんといつもの豆屋に
行ってくれないかしら…」
「あ…私は大丈夫ですよ?」
正直咲さんとは気まづいけど
お仕事だから仕方ない。
横で黙々と豆を濾す
咲さんをちらりと盗み見る
「咲くん!お願い!!」
「…わかりました…」
唯さんが両手を合わせて頼み込むと
咲さんは仕方ないって言わんばかりの
顔で了解した
「じゃ、二人ともお願いね♪」
ウインクをする唯さん。
ただ綺麗だから可愛いだけ