甘い姫のスパイス達



昨日の話をしてるうちに
大学について、教室に入った


「お!莉亜ーはよ!」


「あ、龍おはよう!」


私に挨拶してきたのは
大学に入って仲良くなった
男友達。

わりとかっこよくて
モテるみたいだけど


私からしたらいいお兄ちゃん
みたいな存在。



「莉亜、髪はねてる」


風で乱れたであろう私の
髪の毛を優しく整えた


「ん、ありがと」


「やだー私いるのに
いちゃつかないでよー」


沙夜が後ろから
痛いほどの視線と
棒読みの言葉を浴びせた


「莉亜とちがって
沙夜は可愛げねぇなー」


そう言いながら
龍は後ろから私を抱き締めた




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