甘い姫のスパイス達


「咲さん、アイスコーヒーを」


「ん、」


すぐにアイスコーヒーを
渡してくれたのはいいけど

私の腕を掴んだ


「あれ、昨日の?」

「え…あ、はい」


遥斗さんを見ながら
私に問い掛けると答えをきいて


スッと手を離してくれた


「早く持っていきなよ」

笑って言われたから
あんまり気にはせずに

遥斗さんの元に向かった



「お待たせしました、」


「ありがと、」




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