甘い姫のスパイス達



「………………」


「ぷっ、なんだよ」


黙って見つめる私を見て
わらいだした遥斗さんに
ハッとした


「あ、いえ!」



「バイト。何時に終わる?」




「えと…5時までなので、
もうすぐですけど…」



「じゃあ待ってる。
今日ちょっと付き合って」


コーヒーを一口飲んでから
私を見てそう言った。


「わかりました…」


私はペコッと頭を下げて
カウンターに戻った




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