甘い姫のスパイス達


「よぉ、」


「あっ龍おはよう♪」


龍はいかにも寝不足!
みたいな顔で教室に現れた


「昨日のライブどうだった?」



席につきながら隣で
眠そうに机にもたれる龍に
昨日の情報を聞く


これもある意味日課。



「最高だったよ、
俺やっぱ罪な男だよなー」


「そう。よかったねー」


その言葉と共に私と沙夜は
龍を無視して話を始めた



「あ~嘘だよ!
つかさ~今日もあんだけど…
お前ら来ない?」



「「え、行く!!」」



思いきり沙夜とハモって
二人して顔を見合わせてから笑った



「ほら、チケット
午後5時からだから」


「はぁい!やった~」



私はもらったチケットを
鞄にしまってから


今日の午後を楽しみに
授業を受けた


< 83 / 213 >

この作品をシェア

pagetop