甘い姫のスパイス達
「よぉ、」
「あっ龍おはよう♪」
龍はいかにも寝不足!
みたいな顔で教室に現れた
「昨日のライブどうだった?」
席につきながら隣で
眠そうに机にもたれる龍に
昨日の情報を聞く
これもある意味日課。
「最高だったよ、
俺やっぱ罪な男だよなー」
「そう。よかったねー」
その言葉と共に私と沙夜は
龍を無視して話を始めた
「あ~嘘だよ!
つかさ~今日もあんだけど…
お前ら来ない?」
「「え、行く!!」」
思いきり沙夜とハモって
二人して顔を見合わせてから笑った
「ほら、チケット
午後5時からだから」
「はぁい!やった~」
私はもらったチケットを
鞄にしまってから
今日の午後を楽しみに
授業を受けた