甘い姫のスパイス達


窓際のいい場所がちょうど
空いたから、すぐに場所を取った



「あれ、もしかして
夢野ちゃん?」



場所を取ってすぐに
同じ席に座ってきたのは…



ん…誰だろう…

どう考えても見たこともない
顔の先輩らしき人


私…忘れっぽいから
忘れてるだけかもしれない



「え、はい。そうですけど…」


「やっべー話したの初だよね♪
人気だからさ~話せないし、
あ、俺ら3年ね」



目の前で盛り上がってる
3年生の先輩たち…


全く話についていけなくて
私はただ見つめているだけ


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