LOVE & HAPPENING【大幅編集中~129Pまで】
「俺は…私は女だよ」
私がそう言うと朔はより一層気まずそうになった
「そうか。じゃあ…もう一緒にいられない」
「なんでそんなに女を嫌うの?」
朔と知り合ったのは高校
中学の時のことなんて私にはわからない
「お前には関係ない」
「関係ないことぐらい私でもわかるよ。
でも、私が男装していた時、普通にしてたじゃん。
だけど、女だと知ってもう一緒いられないって言うなんて…それっておかしいよ!
過去に何があったか私にはわからない…
だけど、私は朔のこともっと知りたい。
友達として朔のこと助けたい!」
涙を抑えながら朔の目をみながら必死に言った
最初朔は目を泳がせたけど、
最後はしっかりと私の目を見てくれた
「お前は面白いよ。
こんな俺のために必死になってくれて。
俺のこと聞いてくれるか?」
「も、もちろん!」
悲しそうな目をした朔はゆっくりと話し出した