LOVE & HAPPENING【大幅編集中~129Pまで】
それから数週間後
いつものように一緒に帰っていた
いつもと何も変わらない日
のはずだった
「ねぇ、朔…」
「ん?」
「別れてほしいの」
突然言われて俺は戸惑った
「なんでだ?急にどうしたんだ」
俺が焦ったように問いかけると奈々は
フフって笑い、言葉を続けた
「気づかなかったの?馬鹿だね。私は遊びだったんだよ?
朔君は顔がいいから付き合ったら私の株があがるでしょ?
それで利用してただけ。
でも、もうあきちゃった。
好きなて言葉は嘘」
別れてほしい理由がそんなことだった
俺は…こんなやつを愛していたのか?
バカバカしくなって俺も心にないことを言ってしまった
「お前も馬鹿か?
俺がお前ごときで本気になると思うか?
俺も遊びだったんだよ。
あきたから振ろうと思ってたんだよな。
なら、話は早い。別れよう。」
俺はそう言って奈々に背を向けて歩き出した