別の手を選んでも(短編)
メールを送れば、必ず、遼は返してくれる。
でも、遼からは送ってくることはほとんどなくて。
気がつくと、回数は日を追うごとに減っていって、やがてゼロになった。
アルバイトしてお金をためて、遼に会いに行きたいと思っていたこともあった。
でも、計画倒れ。実行していない。あまりにも、遠すぎる。
遼と私を隔てている距離は現実的にも遠くて、気持ちはどんどん離れていくばかりのような気がしていた。
私は、遼のことが好きだといったけれど、彼は私のことをどうおもっていたのだろう?
あの夜・・・
私は答えなんていらないっていったけれど
「おれは、」
って、あの後、どんな言葉を続けてくれようとしたのだろう。
今更だけど、知りたい。
遼は私のことを、すこしでも幼なじみ以上に、好きでいてくれたかな?
知りたくても、もう、叶わない。
でも、遼からは送ってくることはほとんどなくて。
気がつくと、回数は日を追うごとに減っていって、やがてゼロになった。
アルバイトしてお金をためて、遼に会いに行きたいと思っていたこともあった。
でも、計画倒れ。実行していない。あまりにも、遠すぎる。
遼と私を隔てている距離は現実的にも遠くて、気持ちはどんどん離れていくばかりのような気がしていた。
私は、遼のことが好きだといったけれど、彼は私のことをどうおもっていたのだろう?
あの夜・・・
私は答えなんていらないっていったけれど
「おれは、」
って、あの後、どんな言葉を続けてくれようとしたのだろう。
今更だけど、知りたい。
遼は私のことを、すこしでも幼なじみ以上に、好きでいてくれたかな?
知りたくても、もう、叶わない。