別の手を選んでも(短編)
4
二年の月日。
私の中の、遼は中学生のまま。
私はもう、あの頃の、私じゃない。
陸とは入学してからも同じクラスで・・・いつもいつも、私のそばにいて、助けてくれている。
そばにいるのが当たり前で・・・
いなくなることなんて、考えられなくなっている。
陸のことを好きなのかな・・・。
遼よりも好きなのかなって考えることもあった。
今、手に持っている携帯で、最初におくったメールは遼にだった。
でも、遼もアドレスを変えているようで、届かなかった。
--- 久しぶり、遼。話したいんだ。
って、おくったんだけど、届かなかった。
声を聞いて、自分の気持ちを確かめてみたかったの。
今でも、遼のことが好きなのかって。
やっぱり、初恋は叶わないんだね。
私たちの糸はぷつりと、断ち切れた。
私の中の、遼は中学生のまま。
私はもう、あの頃の、私じゃない。
陸とは入学してからも同じクラスで・・・いつもいつも、私のそばにいて、助けてくれている。
そばにいるのが当たり前で・・・
いなくなることなんて、考えられなくなっている。
陸のことを好きなのかな・・・。
遼よりも好きなのかなって考えることもあった。
今、手に持っている携帯で、最初におくったメールは遼にだった。
でも、遼もアドレスを変えているようで、届かなかった。
--- 久しぶり、遼。話したいんだ。
って、おくったんだけど、届かなかった。
声を聞いて、自分の気持ちを確かめてみたかったの。
今でも、遼のことが好きなのかって。
やっぱり、初恋は叶わないんだね。
私たちの糸はぷつりと、断ち切れた。