最高の笑顔を【短編】
ガタガタ!!ガシャン!!!



「ぃってぇ~。」

「翔!大丈夫?!」

「やべ。すりむいた。」

「えっ!えとっえとっ……。こっちきて!早く!」

「あ…?ぅん……。」




あたしは保健室にあった救急箱を使って手当てをしてあげた。



「できたよ。」

「あぁ、ありがとな……。」

「ごめんな。あき…。急にあんなことして……。」

「いいよ…。気にしないで!」

「ごめん……。」

「でも、何であんなことしたの?」

「………………。」



翔が赤くなっていくのがわかった。



「…翔?ねぇ…。翔は彼女がいるんでしょ?こんなことやっちゃダメだと思う。」

「…彼女……?」




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