最高の笑顔を【短編】
ハァハァ……



「あき…。待って。」

「武…。」

「翔先輩のところに行くんだろ…?」

「うん…。」

「俺…。……やっぱりあきじゃなくていいや。告白したのは罰ゲームだからな!」

「……ありがと。武……ごめんね。」

「はやくいけよ。」

「武…。」

「はやくいけ!」


タッタッタ……




「っくしょ……。」




(武…。本当にありがと。ごめん…。好きになるように頑張るっていったのに……嘘ついて。ごめん……。)



泣きながら走った…。




「…ついた。」




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