最高の笑顔を【短編】
「昨日はスイマセンでした。」

「あきちゃんこんにちは。きてくれたのね。ありがとう。」

「お礼なんてしないでください。翔がこうなったのはきっとあたしのせいですから…。」

「あきちゃんのせいじゃないわ。」

「あたしのせいなんです!あたしが翔をきづつけたから……。」

「あきちゃんのせいじゃない!あきちゃんは何も悪くないのよ。」

「でも、あたしが……。」

「あきちゃん…。翔はこんなにあきちゃんを苦しめるようなことはのぞんでないわ。あきちゃんは笑えない翔のためにも笑顔でいて。」

「……わかりました。」



そして、あたしは最高の笑顔をお姉さんと翔におくった…。


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