赤い糸のその先は…。
味がジュースみたいで美味しいと言った彼女は、
いきなりそれを飲みほした。
途端に涙腺が崩壊したのか、泣き出してしまった彼女。
正直狼狽えたけど、純粋に守ってやりたいっていう感情から彼女を抱きしめた。
そうしているうちに、いつの間にか眠ってしまった彼女を、
とりあえず俺の家に連れ帰って、
姉貴に『ゆずは、俺の家に泊めるから』とだけメールした。
『絶対、オオカミになるんじゃないわよっ!!!』って
釘をさすメールが速攻に送られてきたけどな...。