赤い糸のその先は…。

「なぁ、せっかくだから、もうちょっと、俺の抱き枕になっててくれない?」


「なっ///」


ベッドの中で、男の人と密着してるなんて...。


お嫁に行けなくなるじゃない...うぅぅぅ。


固まって動けないでいる私をしばらくギュウってしてた課長が


「うっ、やばいっ」って急に布団から出た。


解放された安堵感よりも、突然の課長の行動にビックリして、


「どうしたんですか?」って声をかけた。


それから「男の事情だ」って顔を背けていう課長から


「言っておくけど俺が脱がしたんじゃないからな、お前が自分で脱いだんだ。


目の毒だから、これでも着ていろ。」ってTシャツを渡された。



いやぁぁぁああ!!



今更ながら、下着だけの自分に驚いて頭までスッポリと布団をかぶった。
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