赤い糸のその先は…。

なんだか、最近夢に出てきた遠い昔の記憶と現在が繋がった気がした。


課長に会ってから、少しづつ見る夢。


今朝、夢の中の王子様にキスをしたら、


目が覚めると課長だった...なんて。


ホントに王子様が課長だったなんて...。


夢の中の映像が、だんだんと記憶として蘇ってきた。


幼い時の自分の大胆さと、今朝の失態に恥ずかしくなってきてしまって、


「そっ、それはですね。きっと、幼い子の馬鹿な発言なんだと思うわけで...」


あー、支離滅裂すぎるぅー。


「忘れてくださいっ。」


課長の記憶から抹消してくださいって、頭を下げた。


恥ずかしすぎて自分の顔が真っ赤にほてってくるのがわかる。


それを見られないように、膝の上で手をモジモジさせながら俯いた。
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