赤い糸のその先は…。
ぷっぷぷぷっ。おかしくなって笑い出しちゃった。


ごめん、ユキちゃん。


なんだか、私達って同じような事しちゃってたんだね。ふふっ。


「まったく、俺たち兄弟は同じ日に、


それぞれが出会った年下の女の子と将来の約束をしてしまったってわけだな。」


「でも、幼すぎて覚えてもいなかったんだから、


律儀に約束を守らなくてもいいんですよ?」


「いや、お互いが忘れていても、


俺は再会した途端に、またお前に恋をしたんだ。」


「へっ?」


「だから、お前とはもう離れない。 これって運命の赤い糸だろ?」


うぅぅ、そんな優しい眼で見つめられたら、


なんて返事をしていいか困ってしまうよ。



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