赤い糸のその先は…。
そこへ割って入ってきたのは、怖いもの知らずな新人の幸田くんだった。


「ダメダメ。このお方達には気軽に声を掛けてはいけません!」


企画の僕らがいくら誘っても落ちてくれないんですから。


あなた達でも無理です。絶対、無理ですからっ!」


みんなが幸田くんの自演に気を取られているうちに、私達は、その場を去った。


...なんか、代わりに断わってくれたみたいだから、


後でお礼を言った方がいいかなぁ。









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