赤い糸のその先は…。


ドサッ!



...「いってぇ。」




私を甘く見ると、こうなるんだからねっ。




「さすがね、ゆずちゃん。」


「ゆず、サイコ~!」


二人が、グッジョブって親指を立てて私に駆け寄ってきた。


他の二人のナンパ男達は後ろで、唖然と立ち尽くしていたけどね。





そんなやり取りを見ていたギャラリーがいるとは知らずに、


私たちは今日のイベントを楽しむ事で頭がいっぱいで、すぐに家路を急いだ。
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