赤い糸のその先は…。

でも、彼女は違った。


「私、今日がアルバイト初日なので、申し訳ございませんが、

お客様のいつものご注文を伺ってもよろしいですか?」


そう言って、真っ直ぐな瞳でニッコリと微笑んだんだ。


華奢で細い体からは想像していなかった真っ直ぐな瞳。


芯が強そうな、何か惹かれるものが彼女にはあった。
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