赤い糸のその先は…。

会話が普通に出来て中学生並に喜んでいる俺の前に、


マスターから、さっき注文しておいたコーヒーとサンドイッチが置かれた。


『どうも』とマスターを見上げると、


なにやらカウンターのほうを見るように目配せされた。


「なっ///」


なんで、姉貴があそこにいるんだ?


しかも、ニヤついているし。


あいつ、絶対何か企んでるな。


昔から俺の邪魔をするのが生きがいだしな。 くそっ!


「どうかしたんですか?」


「あー、いや、職場の人間がいたから...。 今、帰ったみたいだ。」
   


< 46 / 238 >

この作品をシェア

pagetop