赤い糸のその先は…。
会話が普通に出来て中学生並に喜んでいる俺の前に、
マスターから、さっき注文しておいたコーヒーとサンドイッチが置かれた。
『どうも』とマスターを見上げると、
なにやらカウンターのほうを見るように目配せされた。
「なっ///」
なんで、姉貴があそこにいるんだ?
しかも、ニヤついているし。
あいつ、絶対何か企んでるな。
昔から俺の邪魔をするのが生きがいだしな。 くそっ!
「どうかしたんですか?」
「あー、いや、職場の人間がいたから...。 今、帰ったみたいだ。」