赤い糸のその先は…。

仕方がないから、この手を使おう。 うん。


こういう面倒な状況になった時は、お兄ちゃんの事と持ち出すと、


大抵の人は引き下がってくれる。


イイ男過ぎる奴が身近にいるんじゃあ、自分では太刀打ちできないなぁって


落ち込んであきらめてくれるパターン。


課長は、私たちが兄妹だって知らないはずだから...、



「私がこの世で一番好きな男性は、

課長もご存じの『リーフ』のマスターです。以上。」



どう? 納得した?



これ以上突っ込まないで、そのまま自分のデスクに戻ってくれませんか?


仕事早く終わらせましょう。 ねっ。




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