赤い糸のその先は…。

それでも、どうしたら逃げられるか考えていたら、


「兄貴なんて、やめろよ! 俺にしろ! 兄妹なんて禁断だろっ!!」


...って、余計にギュって拘束が強くなる。


これって...もしかして...私ってば課長から愛の告白されちゃてるの?


しかも、兄妹だってバレてたんだぁ。


状況を理解しようと思考をフル回転させていたら、


いきなり、クルッって課長の方に向きを変えられ唇を塞がれた。




んーーーーーーーーっっ。



何が起こったか解らなかった私はパニックになって、

心臓がバクバクして、呼吸が止まりそうになった。




< 66 / 238 >

この作品をシェア

pagetop