【続】自己中心的女教師




「詩織ー?誰か来てんの?」

そお言って俺は詩織の部屋の扉を開けた。


俺は目の前の光景にがく然とした。


半裸の男子中学生が我が妹を押し倒していた。

詩織と男子中学生は青ざめた顔をしている。



「お前人の妹に何やってんだよ?!」

俺はついカッとなって、男子中学生に殴りかかった。


「お兄ちゃん!!やめてよ!!ユウくんはなんも悪くない!!あたしが悪いの!!」

詩織は泣き叫んだ。


「詩織は悪くない。俺が悪いんです。大事な妹さんに申し訳ありませんでした」

ユウくんと呼ばれた男子中学生は俺に土下座した。





「出ていけ」


俺が冷たく言い放つと、「ご迷惑おかけしました。詩織も、ごめんな」と言い残し出ていった。








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