【続】自己中心的女教師





詩織は俺の頬を平手打ちした。

パンッとキレイな音がした。


「ユウくんに何てことするの?!最低よ!!」

詩織は目に涙を溜め、上目遣いで睨んだ。

「お前こそ、親がいないのをいいことに何やってんだよ」

「ユウくんはなんも悪くないのに……殴るならあたしを殴ればよかったじゃない!!」


詩織は家から走って出ていった。


「詩織!!」


俺は妹の名前を叫んだ。













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