【続】自己中心的女教師




あたしだって、いまいち恋愛とかわからないのに。

てか今まさに倉田と同じようなことで悩んでるのに……!


……あたしは颯汰のこと好きなの?

わっけわかんない。



そんなとき、ふと昔に純平が口にした言葉を思い出した。


「毎日会いたくて一緒にいると幸せで、その人のことばかり考えてしまうのってやっぱり恋だよなぁ」



あの時はあまりまともに聞いていなかったが、今ならわかるような気がした。



あたしは倉田の大きくてあたしを真っ直ぐに見つめるキレイな瞳を見てからコーヒーを一口飲みこう言った。








< 169 / 203 >

この作品をシェア

pagetop