【続】自己中心的女教師
「え?俺等と記念日一緒なんだ」
しまった。余計なことをぺらぺらとしゃべってしまった……。
やらかした……。
「ある教師の言葉を借りて言わせてもらうわ。
そういう不純異性行為はね、この学校を卒業してからにしなさい!!」
あたしにしてはずいぶんまともな発言じゃない?今の。
「マジすか…」
「男ならガマンよ倉田。桜井のこと好きなんでしょ」
「当たり前だろっ!!」
「大丈夫。17年間好きな人がいなかったアンタならそんぐらいのガマン楽勝よ」
あたしはポンっと倉田の肩を叩いた。
「……じゃあさ、」
「何?」