【続】自己中心的女教師





「もう、番号なら居酒屋で聞いてくれたらよかったのに!」

「あー……なんかタイミングわかんなくて…ゴメン」


あたしと颯汰はスマホ利用者なため、ガラケーみたいに赤外線通信ができない。

そうなると一番手っ取り早い方法の一つにメモにアドレスと番号を書き交換する、と言う今時の中高生が学校でやりそうな方法が思い浮かび、字を書きやすいようにと近くのカラオケボックスに入った、ということだ。



「書けたよ。後で送って」

「サンキュ」





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