【続】自己中心的女教師





後は恋人同士まで格上げできたらいいのになぁー……。

でも倉田くんカッコいいし、モテるしなー……。

あたし自身美人じゃないしモテないし、釣り合わないよねぇ……。


うーん、と一人考え込んでると「あっ!莉子っ」と誰かがあたしの名前を呼んだ。


後ろを振り向くと友達の田辺エリがいた。

「あーおはよぉ」

「おはよぉじゃないわよ?!早くクラス行かないとあたし等遅刻決定よ?!」

「ええっ?!もうそんな時間……?」

今気づいたけど、すでに人だかりがおさまっている。



< 42 / 203 >

この作品をシェア

pagetop