【続】自己中心的女教師
後は恋人同士まで格上げできたらいいのになぁー……。
でも倉田くんカッコいいし、モテるしなー……。
あたし自身美人じゃないしモテないし、釣り合わないよねぇ……。
うーん、と一人考え込んでると「あっ!莉子っ」と誰かがあたしの名前を呼んだ。
後ろを振り向くと友達の田辺エリがいた。
「あーおはよぉ」
「おはよぉじゃないわよ?!早くクラス行かないとあたし等遅刻決定よ?!」
「ええっ?!もうそんな時間……?」
今気づいたけど、すでに人だかりがおさまっている。