【続】自己中心的女教師
第二章 恋?あり得ないっつーの。

麗紗サイド






「おまたせー」

あたしは汚なうまい居酒屋で一人飲んでいる男に声をかけた。

「おつかれさん」

颯汰は爽やかな笑顔で返事した。

颯汰とは春休みに何度か二人で飲みに行っていて今晩も今日の放課後に飲みに誘われていた。

でも倉田に説教(?)してる最中はちょっとまずかったんじゃないの?と少し思う。

倉田に「メール、まさか男?」って見事に図星指されるし。

そのまさかよ倉田、と言える訳もなく(てか倉田にだけは死んでも言いたくない)颯汰とあたしが会っていることを誰にも話していない。








< 73 / 203 >

この作品をシェア

pagetop